Values Coding(価値観コーディング)の方法を例示すために、「自律した生活が送りたいです。なので、就労することに前向きな気持ちで取り組んでいます。何とかなるんじゃないかと思っています」というデモデータでコーディングしましょう。このデモデータは、障害をもつ人々が就労を目指す理由を調べるためのインタビューの一部だと仮定します。
これにValues Coding(価値観コーディング)を行うと以下のようなコードを生成できるかもしれません
価値観(Values, V): 【V:自律生活】
このコードは、参加者が「自律した生活を送りたい」という願望を表していることを示しています。自律した生活は、その人にとって重要な価値観であり、その行動や決断の基盤となっていることが伺えます。
態度(Attitudes, A): 【A:努力への意欲】
「就労することに前向きな気持ちで取り組んでいます」という発言は、仕事に対する肯定的な態度を反映しています。この態度は、困難や挑戦にも積極的に取り組む姿勢を示しており、その人の行動や選択に影響を与える可能性があります。
信念(Beliefs, B): 【B:見通しは楽観的である】
「何とかなるんじゃないかと思っています」という部分からは、楽観的な見通しを持つ信念が読み取れます。この信念は、将来に対するポジティブな考え方を示し、困難や不確実性に直面しても希望を持ち続けることを支えています。
このようにValues Coding(価値観コーディング)を用いることで、データから参加者の価値観、態度、信念を整理することができます。